２歳女児を公園に置き去りに！？　人数確認を怠り保育施設が謝罪（千葉県佐倉市）

千葉県佐倉市で、市内の民間認可保育施設の園外活動の際に、今月１８日に２歳の女児１人が公園に置き去りにしていたという出来事がありました。

約１時間の園外活動の後に、３人の保育士が１人の女児を公園に残したまま８人の児童と共に施設に帰ってしまったという驚くべき出来事です。

女児は付近の住民によって保護されて無事だったようですが、保護されるまでの間、大変危険な状態にあったことに違いはありません。

一体どういった状況で置き去りにされたのか時系列で調べてみました。

置き去りにされてしまったことが発覚するまでの経緯

午前 ９時45分頃　３人の保育士が児童９名とともに施設近くにある公園を訪問
約１時間ほど、公園で遊ぶ

午前10時40分頃　公園を出発する（人数確認をせず女児１人を公園に置き去りに）

午前10時45分頃　  女児１人を公園に残したまま、保育士３人と児童８人が施設に戻る

午前11時10分頃　  児童の着替えをしている際に、女児１人がいないことが気付き置いてきたことに気付く。捜索を開始する。

午前11時45分頃　  保護した住民より通報を受けたいた警察が、女児を捜索していた施設職員に引き渡す

公園に置き去りにされた女児は、置き去りにされた数分後に、通りがかった付近の住民によって無事保護されていました。

保護した住民が警察に通報し、警察が公園付近を捜索していた施設職員に女児を引き渡し、置き去りにされていた女児は無事施設に戻ることができました。

近くにお住いの方が偶然通りかかったことで発見され保護されることに至ったのですが、本当に良かったと思います。

女児を置き去りにしてしまった原因は何か

千葉県佐倉市の公式ウェブサイトには、２０日付で『市内民間認可保育保育施設における「園児の見落とし等」の発生と市の対応について』というお知らせページが掲載されていました。

その掲載文に目を通してみると、公園を出発する際も、施設に戻った際も人数確認や園長への報告を行っていなかったとあります。３人の保育士が９人の園児と一緒に行動する際に、人数の確認を怠ったことが置きざりにされてしまった原因のようです。

３人の保育士のうち、たった１人の保育士さんでも人数確認をしていないことに気付くことはできなかったでしょうか。

ネットの声

ネットには、無事で良かった、あり得ない、もし犯罪に巻き込まれていたらどう責任とるの、といった声が多数上がっていた。その中で実名が報道されていないことへの疑問や、不満を感じる声もいくつか見受けられました。

そこで実名が公表されていない民間認可保育園がどの保育園だったのか、可能性としてあげられる保育園を調べてみました。

佐倉市の認可保育園を施設数を調べてみました

さて、佐倉市のウェブサイトを確認してみると、認可されている幼稚園と保育園のリストがアップされていました。令和４年９月時点の情報ですが、私立・公立、幼稚園・保育園を合わせて４５施設の登録があることがわります。

今回の女児置き去りを起こしてしまった保育園は、民間の保育園とされています。リストの中で、私立の保育園とされる施設数を数えてみると28施設あることがわります。