5月19日に放送された『KYTかごピタ』に生出演した医師の森田洋之氏が、2020年から現在に至るまでの超過死亡者の増加について、まるでワクチン接種との因果関係があるかのような発言をしたことで動画配信サイト(YouTube、ニコニコ動画)から秒速でバンされたとSNSで話題になっています。
秒速バンされた番組はどんな内容だったのか、また森田洋之医師とは一体どんな人物なのでしょうか、具体的にみていきたいと思います。
鹿児島読売テレビ『KYTかごピタ』で実際に放送された番組内容を解説
放送された番組内容がアップされていましたので、貼り付けます。
森田先生が出演された鹿児島のテレビで、貴重な㋻㋗と超過死亡の関連性に切り込んでます。
テレビもだいぶ変わってきましたね。 pic.twitter.com/SSLBxZadz1— ぱ ん (覚醒) (@beachboze) May 19, 2023
画像で番組内容を紹介していきます。
2020年~2022年(3年間)の死亡者数のグラフ。
2022年、2023年の1月が急激に増えていると説明しています。
確かに、2022年を表す赤のラインは、2020年、2021年を上回っていることがわかります。
次に「一般的に言われている死亡者数が増えた原因」について紹介しています。
①高齢者が増えているから?
②新型コロナが流行したから?
③コロナで医療ひっ迫したから?
に原因があると一般的には言われているとのことです。
「原因①高齢者が増えたから?」について解説するグラフが登場。
例年の総死者数は同じ傾向で徐々に増加していることが見られ、2021年以降急激に高齢者が増加することはあり得ないと説明されています。
死亡者数増加の「原因②新型コロナが流行したから?」について解説するグラフが登場します。
2019年、2020年の死者数はほぼ横ばいですが、2021年からグラフが右肩上がりになり、死者数が増えています。
赤い部分は死者数の内訳としてコロナが原因で死亡したとされる死者数を表しているとのこと。
確かにコロナの死亡者は年々増えているようですが、このグラフを見る限りコロナ以外が原因での死者数が増えています。
「原因③コロナで医療がひっ迫したから?」をグラフで解説しています。
重度のコロナ患者(人工呼吸器やECMO使用可)受入病床数と実際に人工呼吸器やECMOも使用した入院患者数を表にしたグラフで説明しています。
2021年に病床数と実施件数それぞれに山場が見られひっ迫した様子がみれます。
それ以降は十分な開きがあるため医療がひっ迫したことが原因とは考えられないと説明しています。
次に、超過死亡率とワクチン接種数を相対的にみたグラフが登場します。
超過死亡率(グラフ赤)は、増減を繰り返す傾向にあり、例年通りの死亡者数なら0を推移し、例年より増えるとプラス、例年より減少するとマイナスの数値となるとの解説でした。
2021年にワクチン接種が始まりましたが、グラフでは1回目~4回接種までの回数が見て取れます。
確かにワクチン接種(グラフ青)と同時に死亡者率(グラフ赤)が同じように山をつくっています。
そして、2021年以降死亡者率(グラフ赤)が下に推移することが見られなくなっています。
まるで因果関係があるかのように見えるグラフです。
森田氏が考える死亡者数が増加している原因を2つ挙げています。
一つ目は、感染対策の徹底で高齢者の体力低下が低下や虚弱体質になってしまったのではないかということと。
二つ目は、ワクチン接種。この2つが考えらられるのではないかということです。
最後に、ワクチン追加接種の回数につて諸外国と比較したグラフが登場します。
上から日本、韓国、フランス、中国、メキシコ、アメリカ、サウジアラビア、インド、南アフリカと比較したグラフですが、日本が他国と比べて群を抜いワクチンを接種していることがわかります。
森田洋之氏:鹿児島読売テレビ「かごピタ」出演番組、速攻バンされる
出演した番組をYouTubeにアップしたとこ秒速でバンされてしまったようです。
「YouTube利用規約への違反で削除されました」とあり、YouTubeで観ることはできなくなっています。番組内容にどんな利用規約違反があったのでしょう。秒速でバンされるとは、デマであると判定されたに違いありません。
しばらくはニコニコ動画では動画を観ることができたようですが、ニコニコ動画でも動画が削除されてしまったようです
「在京テレビ局6社の申立てにより、放送事業者の権利侵害として削除されました」とあります。
在京テレビ局6社のどのような権利を侵害してしまったのかは不明ですが、かなりまずいデマ情報が番組内容に含まれていたに違いありません。
森田洋之医師のプロフィール
番組で紹介されていた森田洋之医師とは、一体どんな人物なのでしょうか。
医師(内科医)、南日本ヘルスリサーチラボ代表、医療経済ジャーナリスト、
ひらやまのクリニック院長(鹿児島県)1971年 横浜生まれ
一橋大学経済学部卒業
宮崎医科大学医学部入学、宮崎県内で研修を修了。
2009年より北海道夕張市立診療所に勤務。
現在は、鹿児島県で研修・執筆・診療を中心に活動
著書も10冊ほど出版されているようです。
経歴を確認する限り、デマ情報を宣伝するような医師には見受けられませんが、これからも番組で放送されたような主張をされていくことでしょう。
今後の発言も見守りたいと思います。
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